ゴミ箱にされたトイレ
そして、いつも流すときに下に真っ黒な塊があってそれが流れない。
何かが沈んでいるのだ。
手を入れ、それを引き上げてみたら、なんとカッターの刃だった。

出てくる。出てくる。
中に詰まっていたものは、クロスのきれっぱし。はがしたカーペットの繊維・・・
トイレをゴミ箱代わりに流していたのだ。
トイレにこびりついていた真っ黒な塊は、カッターの刃の錆だった。
いくら磨いても磨いても、トイレの底は変色していまだ錆のかたが残っている。

再工事のための話し合いをしたとき、それを担当者と常務に伝えたら、初めて小さな声で
「お怪我はありませんでしたか。」
と答えた。
つまりはほかの業者で解消したものの、トイレのあとは1年以上もたってもいまだにこの状態である。
アルクの下請けをしている業者には、
職人としてのプライドも責任もみじんも感じられない。
それは、このクロス屋が、特に最悪だった、いや塗装屋もか。
アルバイトでやりましたかといった実態は次に述べる。
仕事の内容もさることながら、まさにリフォーム詐欺とはこういうことではないのか。
クロスや壁は広範囲であるので、その被害もまた甚大であるのだ。