陳述書3-総括
最後に総括として述べた意見です。
以上のことから,このように依頼したことをなにもかも裏切り,騙し,施主に損害を与えるような悪徳業者に対して,厳罰を望みます。
証言や証拠提出を拒んだ方々から言えることは,あくまでもアルクは弘前におけるリフォーム業者としては大手であり,この狭い町の中,同業者の中では少なからず,影響力のある存在であるということです。
しかし,トップに立つ企業であるならば,企業として,人として守らなければならない倫理観がこの会社には全く感じられません。
ただ,儲ければよいという会社の体質が,社員からも,請け負う業者からも,責任感のない投げやりな誠意のない仕事を生みだしています。
左官屋は,あちこちに噛んだガムを吐き散らし,飲み残しの缶コーヒーを放置し,床にこぼしっぱなしでマナーも全くなっていませんでした。
私の財産であるテーブルに敷くFPマット(18000円相当)や,伊勢型染めの大判の風呂敷(1万円相当)を勝手に養生につかいました。あり得ません。
大工は,私の家具を勝手にのこぎり台にしたり,その上で昼寝をしたり,テレビを勝手につけてみながら仕事をしていたりしていました。すべて目撃しています。庭の栗やブドウも勝手にとって食べていました。
誰がやったのか,はっきりしませんが,入った業者に食卓の足を折られ,角を曲げられ,天板も傷だらけにされました。こっそりとボンドでくっつけ,壊したことも報告もしないで悪質極まりないです。
他にも,ベランダをはじめとして,プロパンヒーターや,電気ストーブ,衣裄,欅の食器棚など,たくさんの財産に損害を与えられました。すべて,報告もなく,こちらが指摘するまで,放置していました。
電気屋は,配線後,蛍光灯の設置などを,ゆがんだままつけ戻していて,いい加減な工事をしていきました。
内装屋が,「縁側の下張りをして欲しいと,アルクに言ってくれ。」と頼むのは,言わなければ,廊下・階段のように,剥いだままのところにまた貼らなくてはならず,そういう仕事をしたくないというせめてもの職人としての誇りだったのかなと,思います。うちの施工に入った業者の中で,まともな仕事をしたのは,配管業者くらいでした。
我が家に入った業者たちをみると,アルクへの不信感を感じました。
工期に間に合わすように,無理難題の押し付け,間に合わすためにやってしまう手抜き工事,見えなければいいという適当さ,それが当たり前になってしまい,だんだん流され染まっていく社員たち。
ブラック企業の闇を,ひしひしと感じました。そういう会社の体質なのだと思います。
どうか,裁判官に置かれましては,これ以上のこの会社による被害者を出さないためにも,公正な裁きをお願いいたします。